International Jomon Cultuer Conferrence|縄文土器/土偶/貝塚/勾玉など縄文時代/縄文人の文化を探求する考古学団体 (▼△▼)/

■ 『日月を放つ縄文の巨木柱列・6』 萩原秀三郎


(写真11) 

西海岸。石の上に鳥。

これは、三星堆の宇宙樹ですが、こういう宇宙軸の思想というのは、大林さんにしても、上田さんにしてもみんなヨーロッパからやってきたといったんですよ。ところが三星堆はヨーロッパからやってくる前、つまりスキタイが活躍するのが前何世紀ですね。それより前に三星堆にちゃんと宇宙樹があるんで、全然今までの考え方というのが通らない。スキタイの騎馬民族がシャーマンの杖の先に鳥が止まって、音が出るように鈴になっているんです。こういうものがスキタイ騎馬民族が運んできたんだと。宇宙樹の原型になるようなものを。それで中国の東北部のシャーマンに広まったんだというのが従来の説なんです。でも全然あてはまらない。中国には古くからあるんです。

(写真12)

エヴンキの背中絵、神木2本、太陽、月、星、虹、竜。天と地を繋ぐものです。宇宙樹がありますが、宇宙樹は2本である場合が結構多いです。それはなぜかというと、梯状にして、昇ったり降りたりするからですね。このまわりをシャーマンがタイコを叩いて舞って、交信するわけです。先ほど言ったように本来神霊は降りてきて、降りてきた神霊が連れていくというのがパターンです。

(写真13)

シャーマンが儀礼をする中心の場所です。アンテナが何本もあります。太陽の力が真東で昇ったときは弱いけど、東南に来ると非常に強くなる、一番元気がいい。その太陽をキャッチする柱があって、神道(カミミチ)があり、中心へ向かっているんです。円形幕舎が本当ですが、中が見えないからとわざわざ三角テントにしてくれた。真ん中の宇宙樹は2本、これ梯子状に横桟がある。こういうふうにシャーマンが2人以上いないと大きな祭りはできないんです。

(写真14)

同じ場所で回って回り返すことをやるのが内モンゴルです。シャーマンの儀礼なんですが、鏡をいっぱいつけてるのは太陽ですね。回って回って回り返す。本当にご苦労さんというように、よたよたしてるものだから、「その辺でいいんじゃないか」といったらとんでもないと言われました。だいたい鏡は30㎏以上ありましたね。

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