International Jomon Cultuer Conferrence|縄文土器/土偶/貝塚/勾玉など縄文時代/縄文人の文化を探求する考古学団体 (▼△▼)/

■ 『縄文人の霊魂観・5(写真)』 萩原秀三郎


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ミャオ族では家の中に象徴的な掛け橋を、橋はいつもそういう意味があるんです。あの世に向けて橋をかけると子が授かる。

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これは群馬県のオヘーナという便所神様です。男女一対の紙人形。

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これは、普段畑なんですけど、山を作って、まわりに堀と経文橋を作って、この中を他界として、厄年の人なんかみんな中に入って、鬼が橋を渡って助け出す。「生まれ清まれ」と言って新しい魂を貰う。全く新しく生まれ変わるということなんです。そういう儀礼をやりました。

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成育儀礼の中の子返しの絵馬というのは、間引き絵馬です。間引きは役人の言葉であって、民衆は子返しって言うんです。なぜ子返しの絵馬があるかというと、あの世の物ともこの世の物ともつかない状態の魂を返してるだけだから、子返しの絵馬なんです。夜叉にも等しい行為であるというので、赤ちゃんの口を塞いでる鬼なんです。

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赤ちゃんが生まれて産着とか、初誕生とか、初節供とかそういうときの晴れ着に付けるものなんです。いろんな形の物がある。これは全てお守り。というのは、呪術、結び、タマ結びなんです。タマ結びでもただ結んだだけじゃすまない。ごちゃごちゃ綾取り状にやると、ややこしいから魔物が寄りにくい。例えば、お相撲さんのサゲなんかもちらちらさせて穴から悪魔が入りにくいということです。

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これ歌子と言う人の鼻結びと書いてある。これは明治二十六年の、麻で作った糸を、くしゃみするたびに結びます、魂が抜けないように。くしゃみというのは、糞喰めとか汚いことを言って、悪いやつを退散させるんです。ギリシャとか、インドとかあちこちに魂結いの思想というのがあります。

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これは茨城県ですけど、襟みたいなところから魂は抜けやすいんです。それで、襟かけをかけるというのは、呪力のあるモチーフです。子どもにも厄年があって、子どもの年よりも一つ多い餅を首からかけて、二月八日の屋敷神のお祭りのときに、この格好で屋敷神をお参りするんです。

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それから奄美の方行くと、南島正月といって、シバサシという正月があります。シバサシのときに桑の皮を首とか手首とか、足首に結びます。それで魔除けにします。

<写真17>
これは、ミャオ族。耳といい口といい、輪に輪をかけて雁字搦めにし、頭にもいろんな呪いの飾りをつけています。

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